
小惑星)セレスー母性経験を示す
古代文化のグレートマザー(大地母神)であるセレス(ケレスとも)は、生命を維持する無条件の愛の原理を表します。あなたの生まれた時にどのような愛の原理をあなたに授けたのでしょう。
セレスは他者や自分を世話する必要性を表すと同時に自分が命を与えたものを放置した結果も象徴します。
神話の中ではセレスの娘への過剰な愛着がペルセフォネの誘拐に繋がったことから、私たちが共有することと手放す必要のレッスンを学ぶまで、セレスは繰り返し私たちに喪失を体験させるといわれます。
セレスは農業の女神としてギリシア時代に崇拝されていました。
母としてのセレスは、絶対的な愛の原則「新しく生まれた命を与え、育てる」
セレスは母体として、命を与える栄養を送るへその緒として機能しているとも言われます。
ホロスコープでは生まれて来る瞬間にできる、アセンダントもへその緒と言われますので、このへその緒を確認されるのも良いかもしれません。
何かを保護し守ろうとする思いと、それを放置、無視して通り過ぎることとはある意味セットです。その人の愛の原則によって通り過ぎることが出来ない方もいらっしゃるでしょう。
愛の原則が違えば別の場所、時にその原則によって取り組まれると思います。
愛着にしがみつくこと。それは既に喪失するであろうことを暗示しています。
生は死を含む物語です。
セレスは、自己の存在価値、自己尊重、親子関係、愛着、依存、損失、別れ、排斥、悲しみ、共有、仕事(無職または仕事中毒など)、生産を表します。
占星術では、私達がどのようにそれらと直面するのかを示します。
セレスは12の育て方(サイン)を表し、どのように欲求を満たし、尊重し、尊重されるのか、何が必要かを示されています。
タロットの女帝のカードは養育を表します。植物の働きを表します。咲いて、枯れて、また季節と共に咲くという手放しのサイクルを表します。
セレスは農業を表すように、土を耕し休ませる時など含めて周期的な学びがあるとも言われます。
セレスは母性経験全体を支配していますので、
ネガティブな親との関係から起こる多くの心理学的な問題も示します。
受動性コンプレックス
なぜそのようなことを何度も繰り返し行うのか?ということ。条件付きの愛を経験すると親の期待に応えようとしたり、失敗することによって愛を得ようとするパターンが出来てしまう。
食物に関するコンプレックス
食事を与えること、与えられることによる何らかの症例の発症。
何かをすることによって食事を与えてもらえないという罰。飢餓感と過食。自己イメージに対して良いイメージを持てない。親による期待に完璧に応えようとする根深い感覚
月と金星がネガティブにセレスと関わるとフードコンプレックスに陥る可能性があると言われます。拒食症になったり、過食症として現れる可能性があると言われます。
人間関係コンプレックス
人を育てることが出来ない、サポートできないという思い。または助けを求めるがしてもらえないなど。養育をうまく受け取ることが出来なければ、その後の夫婦関係やパートナー、仕事などの面でも問題が起こり得る可能性があります。
母子コンプレックス
セレスは母から子に伝わる、まだ実現されていない見えない願望、夢、不安、恐怖、幻滅を示している。言葉や行動を通してではなく、無意識精神的絆を通して伝えられる。
この絆は親のビジョンや望み(または恐怖や不安)を子供に伝え、自分のものとして錯覚させてしまう。
占星術において一般的な惑星10だけを利用してのホロスコープ解読よりもより深い問題は読み取ることができるのが小惑星(アステロイド)占星術とも言えます。
以上、小惑星占星術より
女神だからといって女性の様々な人生の経験だけを読み解くものではありません。男性にとっても有用です。
それは人生の初期、母親との関係によってセレス、養育されることや欲求を満たすことを関係の中で学んだからです。
人は自分の何らかの課題を人間関係、環境の出来事として体験している場合もあります。その中で自分のものを回収することで生命力が高まる可能性は大いにあります。
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